2003年06月15日

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■大差無いけどやっぱり気になる画質比較

『同一ファイルサイズにトランスコード(圧縮)した場合、どのソフトの画質が優れているのか?』という観点で、 DVD2one、DVD95Copy、InstantCDの画質検証を行ないました。ソフト選択の参考になれば幸いです。

比較対象ソフト

サンプル仕様

意図的に条件の悪い(収録時間が長くDTS付き)洋画を使用。95COPY及び、Instant Copyは特典映像の容量割り当てが可変可能な為、DVD2oneとの単純比較が困難ですが、この影響を避ける為、特典映像を持たないタイトルを使用し、純粋にトランスコード(圧縮)による画質への影響を確認できる様に配慮しました。

 [ サンプル仕様 ] 
 映像収録時間 音声 字幕 映像仕様
 2時間34分49秒 DTS-ES(英語)
5.1Chドルビーデジタル(日本語)
5.1Chドルビーデジタル(英語)
音声解説(英語)
日本語
英語
音声解説用日本語
Mpeg2(720×480)
NTSC(525×60)
30fps

 ■トランスコード(圧縮)

各ソフトを使用して作成したファイルが同一容量になる様に調整。DVDメディア1枚のMAX容量である4482MBに揃えた状態での比較を行いたいところですが、InstantCopyが、何度やっても4482MBになりませんでした。やむなくInstantCopyでできあがったファイル容量4300MBに他のソフトを合わせる事にしました。(が、若干ズレてしまった。)

尚、音声/字幕ストリームはDTSを含めて、一切加工せず削除も行ないません。

 ソフト名  総容量  映像  音声  字幕  映像圧縮率
 オリジナル  7883.9MB  5901.8MB  1971.3MB  10.8MB --
 InstantCopy  4321.3MB  2339.2MB   ↑  ↑ 60.36%
 DVD95Copy  4276.2MB  2294.1MB   ↑  ↑ 61.12%
 DVD2one  4296.3MB  2314.2MB   ↑  ↑ 60.78%

各ソフトトランスコード後のファイル容量と圧縮率は上表の通り。若干InstantCopyに有利なサイズとなってしまいました。

VBR(可変ビットレート)比較

DVDは動画の動きが早い場面や激しくシーンチェンジする個所に高ビッドレートを、動きの少ない場面等に低ビッドレートを可変させて収録しています。一般的にビッドレートはファイル容量と画質に大きく影響する為、各ソフトでリサイズした後のビッドレートがどの様に変化しているか調査してみました。

 
平均ビッドレート オリジナル 6.79Mb/sec
DVD2oen 3.68Mb/sec
DVD95copy 3.71Mb/sec
Instant Copy 3.72Mb/sec

上図より、DVD2oneは20分-30分付近、及び120分-130分付近で他のソフトより高いVBRを示しています。オリジナルが低ビッドレートな部分にだけ高いVBRを示した事になります。つまり、高ビッドレートに振れない代わりに低ビッドレートにも振れない、幅の狭いVBRで処理していると受け取れます。後半になるに連れてブロックノイズが発生すると言われていますが、今回のソフトでは再現できませんでした。VBRは後半部分もオリジナルを追従しており、グラフからは読み取れません。


InstantCopyは全体を通して高いVBRを示しました。各所で緑の線が突出、特に65分付近では7Mbpsにまで到達しています。100分-140分付近はDVD95Copyより低ビッドレートですが、平均VBRではTOP値。


低側にも高側にも青い線が目立ちますが、DVD95copyはDVD2oenと相反するように幅の広いVBRで処理されています。オリジナルVBRに追従する様にビットレートが割り振られており、信頼できるソフトと言っていいでしょう。


オリジナルDVDとリサイズ後のVBRは3Mbps弱の違いがあり画質低下は明らかですが、各ソフトのVBRは上表が見づらくなるほどの近似値になっています。画質を決める要素はVBRだけではありませんが、個人的には「どんぐりの背比べ」と言っていいと思えてしまいました。


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